画岩里グリム岩の前にある奇妙な断岸絶壁で大きな亀の形をした岩が 南に向かって這うような姿勢でしゃがみこんでいることからゴブク(亀)岩と呼ばれる。 ゴブク岩から薬水に向かい少し行くと亀巌寺というお寺があったが、 今は廃墟と化してしまって跡地だけが残っている。ここには岩の間に約9mの隙があり、 この隙を通して現世の悪い風俗が伝わり、僧侶が悪事を働くと言われて寺はなくなった。 春にはツツジ、秋には紅葉が美しい。ゴブク岩はこの町の守護神的な存在で、 心を込めて祈ると病気にかかることなく長生きし、 その年は厄運が消え幸運がやってくるという話が伝わっている。