旌善邑(ジョンソンウプ)から19.4㎞離れて、自家用で約30分の距離にあって、松川(ソンチョン)とコルジ川(コルジチョン)がこちらで合流し一つになるとしてアウラジという。以前には水路に沿ってソウルまで木材を運んだイカダの係留場所で、こちらから川だと呼ぶ。幾つかの山に囲まれて周辺景観が美しく、水がきれいで、アウラジ乙女像と最近建てられた東屋(チョンジャガッ)がある。 餘糧八景(ヨラン・パルギョン)の一つである。
アウラジは旌善アリラン「愛情編」の発祥地でもある。愛する女子、男子がアウラジを間に置いて、それぞれヨランとカグミ(カグム)に住んでいたという。二人は夜中じゅう降った暴雨で川の水かさが増し、渡し船が出向できなくなると、約束した日に会うことができず、その残念さがのせられて旌善アリランの歌詞になったという。今でもカグミとヨランの村には渡し場が残っている。 毎年7~8月に2,000㎡のキャンプ場を運営しており、オジャン瀑布(オジャン・ポクポ)・ハンゴル渓谷(ハンゴル・ゲゴク)・画岩洞窟(ハアム・ドングル)・画岩湧水(ハアム・ヤクスト)など、周辺に観光地が多い。旌善からヨランや九切里(クジョルリ)行の市外バスが運行され、4~11月に毎月終わりの数が2、7日で終わる旌善五日市ごとに清凉里駅(チョンニャンニヨク)から旌善駅(ジョンソンヨク)まで列車が運行される。
ソンチョンに位置するこの橋は、ロープを利用して作った吊り橋で、歩くたびにゆらゆらと揺れるため、チュルロンダリともいう。