浄岩寺

江原旌善郡古汗邑古汗里の太白山(テベクサン)にある新羅時代のお寺であり、新羅の慈藏律師が唐の五台山(オデサン)で至誠を尽くして祈った後、文殊菩薩から釈迦牟尼の真身舍利をもらってきて善德女王12年に創建したお寺である。五台山上院寺(オデサン・サンウォンサ)、梁山通度寺(ヤンサン・トンドサ)、寧越法興寺(ヨンウォル・ボップンサ)、雪岳山鳳頂庵(ソラクサン・ボンジョンアム)と共に韓国の5大寂滅宝宮(チョンミョルボグン)のひとつである。

特徴: 仏像が安置されていない唯一のお寺

利用案内

観光ガイド

韓国の5大寂滅宝宮の中で最も規模の小さいお寺であるにもかかわらず、全国から聖地巡礼のバスがたくさん訪れている場所である。仏の舍利を奉安しているお寺は仏像は安置しないという。その代わりに、舍利と遺物を奉安した水瑪瑙塔(スマノタプ)がお寺の裏側にある。慈藏律師が唐から帰ってくる時に持ってきた瑪瑙石を積んで作った塔であり、竜王の助けによって瑪瑙石を移すことができたため、水という字がつけられたという。 端正で素朴なお寺の姿を見ていると、心まで清らかになるような感じがする。浄岩寺(チョンアムサ)は、心を込めて祈ると願いが叶う場所として有名であるため、新年や入試のシーズンに訪れる人が多いという。

観光のヒント

ソウルから車で約3時間ほどかかる場所に位置している旌善(チョンソン)の浄岩寺は、1984年6月2日に江原道文化財資料第32号に指定されている。 浄岩寺には寂滅宮があるが、新羅時代善德女王の時に慈藏律師が釈迦如来の舍利を水瑪瑙塔に奉安し、それに参拝するために建立した法堂だという。瑪瑙塔は西海の竜王が水の上まで送ってくれた瑪瑙石で建てた塔であることからそのように名づけられており、宝物第410号の塔である。水瑪瑙塔の現在の姿は1653年の修造の際に完成されたものである。塔の中には仏指節、歯牙、念珠、九経などが奉安されている。 空を刺すように聳え立っている針葉樹と美しい紅葉の中を歩いて、水瑪瑙塔に向かっていくと、世の中のあらゆる悩みは既に忘れられてしまいそうである。水瑪瑙塔のある場所から見下ろされる境内の景色も素晴らしい。