半月に映った絵巌の村(パノレビチン・グリンバウィ・マウル)は、江原道(カンウォンド)の八つの美しい風景である画巌八景(ファアム・パルギョン)に加えたい風景の場所である。江原道旌善郡画巌面に、自然の景色に負けないくらい美しい風景が、2013村美術プロジェクトによって誕生した。
画巌(ファアム)は村を囲い込んでいる山の姿がまるで一幅の絵のように見え、昔から絵巌(クリムバウィ)と呼ばれていた。2013村美術プロジェクトは、文化体育観光部を中心に、2013村美術プロジェクト推進委員会と地方自治体が主管して推進したプロジェクトである。日常の場所を公共美術によって美しく変身させるプロジェクトである。旌善郡画巌面は全国12の地域の中から堂々と選定されたのである。プロジェクト事業は、画岩洞窟(ファアム・ドングル)と画岩湧水(ファアム・ヤクス)が近くて、奇岩絶壁と小金剛(ソグムガン)の景色が美しい画巌面画巌1、2里で進められた。
絵巌の村(クリンバウィ・マウル)は自然の風景を見る韓国の伝統的な視線に基づいて造成されている。「深遠の視線」、「高遠の視線」、「平遠の視線」がそれだが、深遠、高遠、平遠は韓国画の技法のことである。35人の作家が参加して、各自の個性が盛り込まれた35点の作品で絵巌の村に再誕生させた。村民の歴史と周りの美しい景色の歴史が作品の中に含まれているため、余裕を持ってじっくりと吟味すると良い。村の向かい側にある画岩湧水で湧水を飲み、戻りの際は絵巌の村の伝説がまつわっている漁天辺(オチョンビョン)の龍馬沼(ヨンマソ)、無病長寿と幸運をもたらすという亀岩(コブクパウィ)が見られる展望台にも寄ると良い。